地震の揺れの強さを表す指標として、日本では”気象庁震度階級”が用いられています。「震度3」は多くの人が明確に揺れを感じる程度の地震です。しかし、それぞれの震度がどの程度の揺れとして感じられるか、またどのような影響があるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では震度階級の基本と震度の具体的な感じ方、防災に備えるべき非常用電源について詳しく解説します。
1.震度階級の基本を解説
”気象庁震度階級”は、地震の揺れの強さを10段階で表す日本独自の指標です。地震の揺れの強さを0から7までの10段階で表し、震度5と6は「弱」と「強」に分かれています。
自動観測システム
以前は人間の体感や周囲の状況から震度を判断していましたが、現在は計測震度計という機械によって自動観測されるようになりました。
マグニチュードとの違い
震度とよく混同されるのが「マグニチュード」です。震度は各地点での揺れの強さを表すのに対し、マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギーの大きさ)を表します。そのため、同じマグニチュードの地震でも、観測する場所によって震度が異なるということが起こるのです。
2.”震度3”の感じ方と影響
震度3の地震では、屋内にいる多くの人が明らかに揺れを感じ、棚にある食器が音を立てたりする場合もあります。屋外でも電線が少し揺れるなど歩いている人の中にも、揺れを感じる人がいるでしょう。
震度3の地震では大きな被害が発生することは考えにくいですが、大きな地震の予兆であることも考えられます。揺れを感じた際は落ち着いて行動し、より大きな揺れに備えることが重要です。
震度別の影響については以下にまとめてあるので、防災に向けた目安として参考にしてください。
震度階級別 揺れの程度と影響
震度階級 | 人の体感・行動 | 木造建物(住宅) | 鉄筋コンクリート造建物 |
0 | 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。 | – | – |
1 | 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。 | – | – |
2 | 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。 | – | – |
3 | 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。 | – | – |
4 | ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。 | – | – |
5弱 | 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 | 耐震性が低い場合:壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがある。 | – |
5強 | 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 | 耐震性が低い場合:壁などにひび割れ・亀裂がみられることがある。 | 耐震性が低い場合:壁、梁、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が入ることがある。 |
6弱 | 立っていることが困難になる。 | 耐震性が高い場合:壁などに軽微なひび割れ・亀裂がみられることがある。
耐震性が低い場合:壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。壁などに大きなひび割れ・亀裂が入ることがある。瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある。 |
耐震性が高い場合:壁、梁、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が入ることがある。
耐震性が低い場合:壁、梁、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が多くなる。 |
6強 | 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 | 耐震性が高い場合:壁などにひび割れ・亀裂がみられることがある。
耐震性が低い場合:壁などに大きなひび割れ・亀裂が入るものが多くなる。傾くものや、倒れるものが多くなる。 |
耐震性が高い場合:壁、梁、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が多くなる。
耐震性が低い場合:壁、梁、柱などの部材に、斜めやX状のひび割れ・亀裂がみられることがある。1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものがある。 |
7 | 固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。 | 耐震性が高い場合:壁などのひび割れ・亀裂が多くなる。まれに傾くことがある。
耐震性が低い場合:傾くものや、倒れるものがさらに多くなる。 |
耐震性が高い場合:壁、梁、柱などの部材に、ひび割れ・亀裂が多くなる。1階あるいは中間階が変形し、まれに傾くものがある。
耐震性が低い場合:壁、梁、柱などの部材に、斜めやX状のひび割れ・亀裂が多くなる。1階あるいは中間階の柱が崩れ、倒れるものが多くなる。 |
参考:気象庁震度階級関連解説表
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4.まとめ
震度3の地震は、多くの人が明確に揺れを感じる程度の強さですが大きな被害はあまりありません。しかしながら、防災意識を高めるのには良い機会となります。日頃から地震への備えを行い、いざという時に適切な行動がとれるよう準備を心がけましょう。