「新聞拾い読み」を参考に

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「新聞拾い読み」を参考に

前の項目で新聞の拾い読みについて触れましたが、スムーズに読むためにはまずは記事を目で追ってみて、だいたいの内容を掴む事が重要です。

セミナーで講師から新聞の構成についての話を聞きましたが、新聞記事には大まかに法則があるそうなのです。

1面、もしくは2面の政治や社会関連の記事より分かりやすいと思うので、まずは開いてみてください。

とりわけ大きな文字(白黒が反転してい たり、ワクで囲ってあったりします)の「大見出し」、少し段を下げて書かれた「小見出し」など記事の本文より大きなタイトルのような文があるかと思いま す。

内容を掴めるように大見出しや小見出しで重要なポイントを搾って書いてあるので、記事全文を読まなくても(漠然とではありますが)内容は理解できる ようになっていることがわかるでしょう。

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次に記事全体を見てみましょう。大見出しや小見出しと本文との間に数行で概要が書いてあります。本文を読まなくてもさらに詳しい内容を理解する事が 出来ます。その概要に沿って細かく記述してあるものが本文になります。

テレビの「新聞拾い読み」を参考にした練習

さてここまでの情報をもとに、テレビのワイドショー番組などでよくある「新聞拾い読み」のコーナー思い出してみてください。時間のある方は実際に番組チェックしてみると更に良いと思います。

例えば日本テレビ『ズームインSUPER』やTBSテレビ『みのもんたの朝ズバッ!』、テレビ朝日『スーパーモーニング』など朝の情報番組や、昼間 ですと日本テレビ『情報ライブミヤネ屋』やテレビ朝日『ワイド!スクランブル』などで、朝刊や夕刊をパネルに張り出して注目記事を拾い読みしているコー ナーがありますよね。

ニュースをダイジェスト版として手短に伝えるときは、全文の要所要所に赤線が引かれ、重要な部分を拾い出して伝えている事がわかります。

(ただし、1面や2面のトップ記事はおのずと番組内でもトップニュースとして扱われますので、拾い読みのコーナーで取り上げられないこともありま す。)

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また、記事の大小にかかわらず見出しは存在しています。どん小さな記事であっても、見出しは字を大きくするなどして分かりやすい一言で表現されてい ますね。

赤線で拾われるような重要な部分については、記事の他の部分で同じ内容が別の表現で書かれていたり、文末で同じ言葉を繰り返して使っていることもあ るでしょう。

そして番組内でニュースを紹介するアナウンサーも、見出しを無視して本文を読む事はしていないと思います。

つまり、「大見出しや小見出しの内容=その記事が一番伝えたい事柄」なのです。

新聞を読んでみたら、自分で読みやすい言葉に直しながら簡単な原稿を作ってみるのも良いトレーニングになります。

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