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話し方トレーニングの前に
初対面の人と話すとき、面接や会議で発言するときなど、話したいことは浮かんでいるのにうまく言葉にできなかったり、喋っているうちに何を伝えたかったのか分からなくなってしまったりしていませんか?
繰り返しになりますが、ただ話すことと伝えることは違います。
言いたい事を言うだけなら誰にでもできますが、会話は一人ではできません。
相手がいて、お互いに言葉を発したり相手がうなずいたり相槌を打つなどして初めて会話が成立するのです。
そんな時に言いたい事だけを言っていては自己満足にしかなりませんし、あなたの話を面白いと聞いてくれる人や、あなたとおしゃべりをしたいと思ってくれる人は誰も居なくなってしまいます。

語彙を増やしたり話し方を変えたりして、もっと話を聞きたい、おしゃべりをしたいと思われるようになりたいものです。
TPOによって話す内容や言葉遣いなども違います。自分の意思を伝えるために言葉のレパートリーを増やす事は有効な手段のひとつですが、まずは「聞き取りやすい話し方」を心がけてみましょう!
聞き取りやすい話し方とは
アナウンサーやラジオのパーソナリティなど専門的な職種の人でなくても、例えば友人であったり職場の同僚や上司など身近な人のなかにも聞き取りやすい話し方をする人がいると思います。
そういう人の言葉はすっと耳に入ってきますし、内容もより理解しやすい気がしますよね。
中にはまるで映画の吹き替えで聴くような良い声をしている人もいますが、実は声質よりも、音が安定している事や滑舌と抑揚、間の取り方などがきちんと出来る…という方が大切なんです。

落語や漫談などを聞いていると、ガラガラな声の人が多いのに、なぜか話の中に惹かれていってしまいます。
プロですから当然の事ではありますが、彼らは話し方のコツを身につけているため、インタビューやバラエティで普段の会話を聞いていてもすっと惹きこまれてしまう事が多々あります。
コツさえ掴めば、聞き取りやすい話し方、つまりは聞きたいと思わせるような話し方をする事が出来るようになると思います。
それでは、次のページでは滑舌や間の取り方などについてまとめてみることにしましょう。
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